整体操法後は体がリセットされている
前回お伝えしたように、整体操法後は体が緩み、体の中心に力が集まり、さらには深くゆったりした呼吸ができていることに気づくはずです。
体が変われば、心も同様。
それまで抱えていた不満や不安、ストレスがウソのように静まり、まさに晴れわたる青空のような(あれ?どこかで聞いたフレーズですね)状態といえます。ゆったりとした呼吸ができているということは、心も同じようにゆったりしています。
それが体にはっきり表れるのが顔の表情です。操法前はどこか厳しく、中心からずれてしまったように見えたのが、操法後には表情が穏やかになり、しかも顔の作りも中心に集まって、顔のサイズまでワンランク小さくなっている印象があります。
特に美容のためにやっているわけではないのですが、結果としてそんな小顔効果も生んでいるようですね。
操法後の注意点(1)
さて、そんな状態ですが、当日はできるだけストレスにさらされないように気を付けてください。
激しい運動をしたり、美味しい料理をたらふく食べたりするのもNG。
というのも、整体操法を行ったことで、体は一度リセットされ、真新しい雪が降り積もった後のようなピュアな状態になっています。
新雪の上を歩けば、足跡がしっかりと残りますよね。
そんな体がピュアな状態になった時に大きなストレスを受けてしまったり、激しい運動をしてしまうと、操法で変わった体が台無しです。
身も心も軽やかになり、遠方からせっかく来たついでに江ノ島や湘南を散策しようとなさる方が時折見受けられますが、受けられた当日はあまり寄り道をせず、ご自宅でのんびりすることをお勧めします。
まあ、何もしないでいるというより、普段通りに過ごされればいいでしょう。
以前、ある方の操法を行い、とてもいい状態になったことを確認できました。ところが、翌週にもう一度体を観たのですが、
「あれ?この前せっかく体が緩んだのに、今日は何でこんなに腰が落ちてしまい、上体に力が入っているんだろう?」
と感じ、そのことを伝えると、
「操法を受けてとても楽になったので、帰宅してから草取りを始めてしまった」
とのことでした。
このため、せっかく体が楽になったのに、これでは元の木阿弥。
皆さんも操法後にこのようなことが無いよう気を付けましょう。