整体生活の知恵
腕そのものを使う仕事では、型や構え、手足の位置、さらに気持ちのコントロールが大事であるのがおわかりいただけたでしょうか?
一方で、一見大したことには見えない仕事が、意外に体の負担があるのはご存知でしょうか?
それは、指先に神経が行く仕事です。
例えば、画家や彫刻をする仕事など。
特に細かい部分を描くときは、手先以上に肩から首に力が入ってしまいがちです。先日もテレビで、東京の下町の版画家の方が、髪の毛の部分を一本一本彫るときはかなり集中するため、その後は必ず具合が悪くなると話していました。
また、歯科医や歯科技工士の方も同じようですね。
最近では、ネイルアートが女性の間では流行っているようですが、それを行うネイリストもこうした負担があると、ネイリスト本人から聞いています。
指先で細かい作業に集中しようとするとすると、上半身全体を固めてしまい、特に肩にはかなりの力が加わってきます。
以前、バイオリニストの方が来られていましたが、演奏家の方にもそうした方がかなりいると伺いました。
さて、こうして私のブログを読んでいる皆さんは、パソコンかタブレット、またはスマートホンでご覧になっていると思います。
パソコンなどを使う時、知らないうちに指や手首に力を入れている方が多いのでは?
次回以降は、パソコンやタブレット、スマートホンによる手に関する話題をしたいと思います。